長年の謎であるこの疑問、結論から言うと蘭はコナンが新一であることはすでに気付いているといえるだろう。すでに10人以上が気付いているのに一番身近にいるはずの彼女が気が付かないのは明らかに不自然だからだ。
始めて正体を疑った時にカマをかけたらまんまと乗せられているのでそれなりに気が付いているのかもしれない。後に完全に確信したであろう時には阿笠博士が作った変な薬を飲んだと思ったことがある。
そしてコナンが重体になって輸血が必要になったとき蘭はなぜか血液型を知っていてその上コナンは危険な組織に狙われていて博士が薬で子供の姿に変えてかくまってると推測しているのでこれは間違いない。しかしコナンが解毒薬で新一に戻ってる間に灰原哀がコナンに変装してマスク型変声機で顔を隠して別人と見せかけてるので一応はごまかせている。
後に世良真純が新一がいるときにコナンがいないことに触れているが蘭は先述したことに触れていて二人が別人だと認識してるように見える。しかし本当はすでに気が付いていてこれ以上広まらないように当時のことに触れたと考えられるが疑問に残ることもある。
風呂について
コナンは時々蘭と一緒に風呂に入ってるが新一だと気づいてるなら一緒に入ろうとしないはずである。それでも一緒に入るのは自然に見せてるのではと考えられるが将来新一と結婚して子供ができた後の子育てをシミュレーションしてると考えられるだろう。
コナンは初めて一緒に入った後鼻血が止まらなくなっていたが内心「正体バレたら殺される」と恐れていたが上述したことを考えればしばかれずに済むだろう。但し、一度風呂が壊れて阿笠邸の風呂に入ったときに小五郎が蘭にコナンと一緒に風呂に入るよう言った時はそれを拒んでいたが知り合いの家なので世間体を考えて自重したに違いないだろう。
正体を知られるのはどんな時か
では蘭に正体を知られるのはどんな時か、考えられるのは組織の誰か(特にジン)に特定されるケースが想定されるだろうか。しかしそうなった場合話はどう動くのかが想像つかないので他に考えられるのは
犯人がコナンに向けて発砲する
蘭が盾になって撃たれる
手術で銃弾が摘出されるが輸血をしないと危険な状態になる
コナンが同じ状態になったとき蘭に輸血で助けられたのを思い出して解毒薬で新一に戻って輸血で助ける
蘭が助かったのに安堵して寝落ちしてその間にコナンに戻るのを蘭が目撃する
目覚めたコナンは薬を飲まされてから自宅で再会するまでの出来事を話す
阿笠博士がコナンを毛利家に預けた目的を話す
灰原哀が自分の正体を明かしたうえで解毒薬の完成を目指してることを明かす
命がけの復活の回収を描く可能性はあるとみていいだろう。しかし14番目の標的で蘭の足をかすめるように発砲するシーンがあるので彼女が二度も撃たれる可能性は低いと思われる。一方でAPTX4869を飲まされてから身長が1mmも伸びていないことに気付いてるが深刻には考えていないが蘭が不審に思って阿笠博士に相談した場合「薬を飲まされてから自宅で再会するまでの出来事を話す」からの流れに続くパターンも考えられる。
決定的な証拠
コーヒーショップ殺人事件で蘭は母親の妃英理と会って近況報告しようとしていたのだがなぜかコナンにも隠し通していてケーキを手土産に帰らせようとしたほどだった。普通ならコナンにも顔合わせさせようとするはずだが終盤で明かされたことを踏まえるとコナンが新一であることを知らないとできないはずである。つまり最初からバレてるか小五郎と共に博士から本当の事情を聞いたうえで同居してると考えられる。仮に後者だとすると小五郎は新一が一人前の探偵として相応しいか否か観察するために潜入調査を想定して正体がばれそうになったらどう誤魔化して乗り切るかを私立探偵として観察してると考えられる。また、時々蘭と一緒に風呂に入っているのは正体を隠す気力を緩めないようにするためともとれる。